2022/06/17
ハナエモリといえば、上品で華やかなお洋服が人気のファッションブランド。デザイナーの森英恵氏は東洋人としては初めてパリのオートクチュールの会員になるなどファッション界で活躍してきました。
森英恵氏が『マダムバタフライ』の愛称で親しまれているのをご存知でしょうか。この記事では自身のブランドでも蝶をモチーフにしたデザインを多く発表する理由、蝶のモチーフが表す意味合いについてご説明いたします。
マダムバタフライの愛称が定着している森英恵氏ですが、そう呼ばれるようになったのには深い理由がありました。
ニューヨーク旅行で観劇したオペラ『マダム・バタフライ(蝶々夫人)』にて日本人女性の哀れな描かれ方や日本文化の認識が誤って表現されていることに対して不信感を持ちます。
この出来事がきっかけで「日本文化を広めていきたい」という思いと「日本人女性には蝶のように羽ばたいて欲しい」といった思いが込められ蝶のデザインを用いることが増えていったのです。1965年にはニューヨークコレクションに参加し、蝶をモチーフにしたゴージャスなドレスが注目され『マダム・バタフライ』の名で話題となりました。
いつしか国境を越え『マダム・バタフライ』の名で親しまれるようになったのです。
ハナエモリのお洋服でよく見かける蝶モチーフですが、ニットの女王で親しまれている『斉藤都世子』のお洋服やフランス生まれのジュエリーブランド『ヴァン クリーフ&アーペル』にもよく使用されています。
蝶のモチーフには
の意味が込められています。
日本において蝶のモチーフは古くから積極的に使われてきました。幼虫からさなぎへと変化し、成虫へと育っていくことから『不死』『不滅』の象徴として武家の家紋に使用されていたそうです。一族の反映を願ってデザインされていたのですね。
海外でも蝶は復活のシンボルとしてよく使用されています。蝶はギシリャ語で『プシュケ』。実はこのプシュケはギリシャ神話に出てくる少女の名前なのです。ギシリャ神話の中でプシュケは困難を乗り越えてヴィーナスの息子アモルと恋仲になり、やがて結婚し女神となる女性。物語の重要人物となる女性にも使用されています。
このように蝶のモチーフは華やかなデザインで美しさを際立たせてくれるだけでなく、素敵な意味が込められているのです。自信までもアップしそうですよね。
ミセス向けブランドの婦人服の買取や販売に力を入れているアクイールでは、ハナエモリのお洋服は人気ブランドです。そのため買取強化のブランドに指定し積極的に買取しております。「サイズが合わなくなった」「クローゼットを整理したい」などの理由で手放したいハナエモリのお洋服がございましたら是非アクイールへご相談ください。