ジミーチュウ(JIMMY CHOO)は、1996年に靴職人のジミー・チュウとVOGUE編集者のタマラ・メロンの二人が立ち上げたファッションブランド。ジミーチュウの妻の姪であるサンドラ・チョイがクリエイティブディレクターーを務めています。タマラがジミーの靴づくりの腕前に惚れ込んだことをきっかけにブランド設立へと至り、語感の良さから名前の「ジミーチュウ」をブランド名にセレクトしました。ブランド設立以前にロンドン・ハックニーに靴工房を構えており、すでにオートクチュールがセレブの中で人気を博していました。ダイアナ妃も愛用していることでも知られる皇室御用達ブランドのひとつ。現在ジミーはブランドから退き、プレタポルテのコレクションを展開していますがハンドメイドクオリティーを受け継ぎ、計算しつくされたカッティングや、美しいフォルムとフィット感、重心を考えてヒールの位置を設計されているので「魔法の靴」と称される履き心地を叶えています。設立から20年余りの若いブランドですが、クリスチャンルブタンやマノロブラニクと肩を並べる一流ブランドへと急成長しています。その功績にはタマラのプロデュース力にもあります。アカデミー賞授賞式では、女優のドレスや足に合わせてその場で靴をカスタマイズ。ジミーチュウの靴を履いてレッドカーペットを歩くように仕向けたのです。そして人気ドラマのセックスアンドザシティ(SEX AND THE CITY)ではキャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーが「チュウをなくしたわ(I lost my choo)」と叫ぶシーンも話題となり、様々なシーンで靴やバッグが映し出されたことも、大きな影響を与えました。足元を華やかに、上品な女性を演出してくれるジミーチュウは憧れのブラントと言えます。