ヨウジヤマモト（Yohji Yamamoto）は、1972年設立の"株式会社ワイズ"から生まれた、デザイナー山本耀司が自らの名を冠したファッションブランドです。女性のためのオーダードレスを作る洋装店を営んでいた母の元に生まれ、幼いころからファッションと隣合わせで育ち、なるべくして成った日本の誇るファッションデザイナー山本耀司。慶應義塾大学に入学した生粋のエリートは、卒業後に文化服装学院へ入学。数々の賞を受賞しデザイナーとしての才能を開花させました。1981年のパリコレクションで、タブーとされていた黒のコレクションを発表。“黒の衝撃”と言われ賛否両論を受けたが、持ち前の反骨心で革新したデザインを展開し続けました。ボディコンスタイルが一般的な80年代に常識を覆す、ブラックベース、ビッグシルエットやアシメントリーなカッティング、メンズファッションに女性のスパイスを盛り込んだようなジェンダーを感じさせないデザインを発信するなど、固定概念にとらわれないヨウジヤマモトのファッションはワールドワイドで着る人・見る人たちを魅了しています。映画や舞台衣装なども手がけ、北野武監督作品「BROTHER」「アウトレイジ」等の衣装デザインを担当していることで知られています。革新的でアンニュイなヨウジヤマモトのファッションは世界のセレブやモデル、ミュージシャン、ジャンルを問わず愛されています。2002年スタートのラインコレクションであるワイスリー（Y-3）はアディダスが山本耀司をクリエイティブ・ディレクターに選任。トレードマークの3本ラインを用いたヨウジヤマモトらしいスポーツファッションを展開。リミ フゥ（LIMI feu） は実の娘でありデザイナーの山本里美（Limi YAMAMOTO）がでがけるブランドで、父親にインスパイアされたコレクションはモダンでクラシックな独特の世界観が人気です。