ワコマリア(WACKO MARIA)は、2005年に立ち上げられたルード系ファッションブランドとなります。デザイナー兼プロデューサーは森敦彦で、彼は元Jリーガーという肩書きを持ち、現役時代を彷彿とさせるやんちゃなデザインを想像してしまいますが、実際酒や女、音楽といったファクターを取り込んだワイルドで男気溢れるラインを展開、そういった表現を好む方達に絶大な人気を誇っています。ユニークなのが彼が「自分が女であったならこんな男に惚れる」というある種倒錯してしまったアプローチでアイテムを発表している点で、きれい目な香りを漂わせながらマッチョイズムが見え隠れするといった、何ともカテゴライズしにくい、しかし間違いなく個性的なブランドとして必要不可欠である強い哲学を感じさせるのです。また片手間ではない、確かな企画力でコラボレーションを展開しており、老舗ブランドとタッグを組んだり、世界的生地メーカーと提携、仕上がったアイテムは素晴らしいクオリティを発揮しています。