ニナ・リッチ(NINARICCI)は1932年にパリで始まったブランドです。デザイナーのニナ・リッチは子供の頃よりファッションに興味があり、13歳の頃からパリにて縫製の仕事をしていました。その後宝石商のルイ・リッチと結婚し、メゾン「ニナ・リッチ」を開店。彼女の洋服作りは独特で、生地を顧客に直接かけてカットし作成。彼女のその手法から、彫刻家との呼ばれ方もしていました。ブランドが大きくなったきっかけは香水、レール・デュ・タン（時代の空気）のヒットから。1948年から現在までロングセラーのアイテムです。彼女の生み出すデザインの特徴は、なんと言ってもフェミニン・エレガンス。そして丸みを帯びたデザイン、柔らかな風になびく様なドレープ感が特徴です。縫製からスタートしたニナ・リッチの技術は確かなもので、その縫製技術と洗練された佇まいは、世界でも高く評価されています。洋服からジュエリー、レザーアイテム、そして香水など多角的に展開をするニナ・リッチは、創業時よりずっと輝き続けているブランドです。