中川政七商店(なかがわまさしちしょうてん)は、1716年、江戸時代に奈良で生まれた老舗であり、創業以来特に麻織物に力を入れていることでも知られています。現代でも手織りの素材にこだわっていて、非常に高品質な生地を数少ない職人によって製造しているのですが、やはり機械では表現できない人間らしさがよく製品に反映されているのです。バッグが有名な中川政七商店ですが、気軽に身に付けることができるデイリーファッションアイテムを製作していることでも知られ、素朴な素材感、肌に優しい感触を楽しむことができます。そして現代感覚をしっかりと捉えているので必ずしも麻だけにこだわるわけではなく、他の素材を用いてやはり高機能で耐久性もあるアイテムを製造、販売しているのです。また日常生活にささやかな彩りを加えてくれるさりげない雑貨や小物を多く手掛けていて、自分で使用したりちょっとしたギフトを贈る際に選ばれることも多いのです。