アトリエエシュン（ATERIES HESCHUGN）は、フランスのシューズブランド「エシュン（HESCHUNG）」のニューブランドです。創業者はユージン・エシュン氏です。エシュン氏は1920年からフランスのアルザス地方で靴作りを始めました。創業当時は、ノルウィージャン・ウェルテッド製法とグッドイヤー製法による靴を生産していました。そして1950年代に入ると、ノルウィージャン製法の特性である高い防水性を活かして、スキーヤー向けのスキーブーツを手がけるようになりました。その防水性の高さと頑丈さが高く評価され、世界中にスキーブーツのシェアを拡大していきました。特に、札幌オリンピックとグルノーブルオリンピックでは、フランス代表チームに公式スポンサーとしてスキーブーツを提供しました。そして、フランスチームが多数のメダルを獲得したことにより一気に名声が高まり、スキーブーツメーカーとして大きな成長を遂げたのです。現在ではスキーブーツの素材が革から新素材に移行したことでスキーブーツの生産を縮小し、創業当時に立ち戻って革靴を中心に製造しています。アトリエエシュンの靴は、クラシックな技法を継承した熟練した職人の手によって作られ、高い品質が評価を受け世界中の人から愛されています。