ドリスヴァンノッテン（DRIES VAN NOTEN）は、1985年にベルギーに設立されたファッションブランドです。デザイナーのドリスヴァンノッテンは、アントワープ王立美術アカデミーを卒業後、「アントウェルペンの6人」の1人としてロンドンコレクションに参加します。これがバーニーズ ニューヨークなどのバイヤーたちの目に留まり人気デザイナーズブランドへと駆け上がっていきました。設立当初からバックアップを受けずに独立（フリーランス）を貫き、1989年に初の旗艦店「ヘット・モードパレス（Het Modepaleis）」をオープン。2号店は東京・南青山に開店されました。ドリス ヴァンノッテンはショーの為の服は作らずデイリーに着ることのできるラインナップのみを製作しています。デザインのベースは、トラッドでありながらもエスニックなエッセンスを感じさせる大胆な色使いが印象的で、柄×柄の組み合わせなど思い切ったスタイルも豊富、洗練されたデザインは一見してドリスヴァンノッテンだと分かるほどに個性が溢れています。緻密な刺繍使いも大きな特徴で、インドの工場に刺繍をハンドクラフトで作業されているため、オリエンタルな雰囲気が漂います。仕立て・生地を取り扱う紳士服店を営む家系に生まれ育った経験から、生地への思い入れは人一倍。糸一本からこだわり、質感、プリント、ひとつひとつ吟味して商品化。そのお陰もあって、リラックス感のある着心地の良い独特なレイヤードスタイルが完成されます。2003年に南青山店は閉店し、その後2009年にトゥモローランドとパートナーシップと結んだことにより再び旗艦店を南青山にオープンしています。