エミリーテンプルキュート（EmilyTemple cute）は、ファッションデザイナーの柳川れいが1977年に東京で設立した株式会社シャーリーテンプルが立ち上げたレディースファッションブランドです。柳川氏は大阪府出身で家政短大、文化服装学院を卒業後、ミルク（MILK）などのデザイナーをしていた経歴を持ちます。同社の子供服ブランドであるシャーリーテンプル（ShirleyTemple）のジュニアラインだったエミリーテンプルのさらに上の世代に向けたレディースラインとして1999年にスタートしました。2013年に経営不振から破産申し立てを行い、現在は株式会社ジェイジョリーがエミリーテンプルキュートの運営をしています。ブランドコンセプトは「ガーリースタイルをベースに不変的な可愛らしさを表現トレンドをアクセントに効かせたニュースタイルを提案」。作家嶽本野ばらの小説「エミリー」は、同ブランドを全身に纏う少女が主人公です。ブランドの略称はエミリーおよびエミキュ。ストロベリーなどのフルーツ柄、ギンガムチェック、クッキーやケーキのスイーツ柄、アリスや赤ずきんの童話柄、ポップな配色のオリジナルプリントを用いたワンピースやドレス、フリルやレースがあしらわれたブラウスなどヨーロッパのアンティークを基にしたアイテムを展開し、いつまでもかわいい洋服を着たいという女性の願いを叶えています。社会現象となったロリータファッションをややカジュアルダウンさせたような日常着に、外国人の方にも人気を博しています。芸能人にも愛用者が多く、きゃりーぱみゅぱみゅ、中川翔子、神田沙也加（SAYAKA）など多くの著名人も魅了していることで知られています。