サルヴィ（SALVI）は、エスパドリーユブランドでスペインのラリオハ地区で創業されました。元々はジュート麻を使用したソールのみを製造しているファクトリーでした。1992年にその技術を持って自社ブランド「サルヴィ」を立ち上げました。ソールを他社から手配して、アッパーのみを付けるというメーカーが多い中で、サルヴィはソールからアッパーまで全行程を自社で行なっているという数少ないメーカーの一つです。作りとしてはアッパーにキャンバス生地、ソールはラバー素材、サイドにはジュート麻を使用するといったエスパドリーユの基本に忠実です。サルヴィのエスパドリーユと他のエスパドリーユの決定的な違いは、本来は左右対称でスリッパ的要素が強いエスパドリーユを、左右非対称な一般的な「靴」としての作りにしたことです。それによって靴底の厚みやクッション性が上がり非常に履きやすく、丈夫で長持ちするエスパドリーユを作り上げました。