先日10月31日、鴨川小湊から遊漁船小沢丸で沖釣りに出たときのこと。出船から間もない早朝に、船長が空を指差し「タツだ、タツだ!ありゃタツだよ!」と声を荒げています。何事かと空を見上げる天空に向かって渦を巻き右へ左へと形を変えている、そう、竜巻が発生していました。
様々な自然現象を海上で目にすることがありますが、竜巻は初めてです。まるで天からドラゴンが降臨したのかのごとく厳かで神々しい。
これが竜巻と言えるのか?つむじ風なのか?専門的なことはわかりませんが、地元の船長が、そう言うのだから竜巻ということにしておきましょう。その当日は台風も過ぎ去った後で天候も安定し、北東の微風で災害に発展するようなものではありません。静まり返った朝日の中に似つかわしくない竜巻、それが一層不思議な感じでジーンと感動しました。
肝心の釣りの方は連日のシマアジ絶好調でほぼ満席。お隣さんは、小湊のシマアジは初めてだそうで「色々教えてください。」と気さくに声をかけてきたので、わたくし「連日好調だし、大丈夫ですよ!2〜3枚は釣れますよ。わからないことがあったら聞いてください。」と、なぜか余裕の返答。
いざ釣り開始となると予想とは裏腹に、初心者のお隣さんいきなりヒット。小湊のシマアジは初めてだけどかなりわかっていらっしゃるし、バケも自作で、手返しも速くかなりお上手。次から次へとバクバクの連続ヒット〜!
「全然初心者じゃないじゃん。」と思いつつも、わたくしは仕掛けのバランスが悪くて全くあたらない。欲張って針の数を増やすとかえって釣れなくなる悪いお手本まっしぐら。餌取りも多く手返し悪く、4ヒット、2キャッチと確率ワル〜。お隣さんは1kg前後の良いサイズをあたり含め10ヒット以上6キャッチの絶好調。しっかりと反面教師をしてきました。