2022/04/25
モンクレールの歴史
高級ダウンブランドとして知られるモンクレールは1952年フランスのグルノーブル郊外モネステ・ド・クレァモンで創業。その地名の一部 Monestier-de-Clermontから名づけられました。もともとはテントやシュラフ(寝袋)といった登山用品を製造しており、従業員の作業用防寒着がダウンジャケットの原型と言われています。
モンクレールの転機
登山用品を主としていたモンクレールに転機が訪れたのは、フランスを代表するアルピニストのリオネル・テレイ氏をテクニカルアドバイザーとして迎え入れたことから始まります。登山家の為に最高の防寒ジャケットを制作すべく研究開発がなされ、数々の試行錯誤の後に生まれたダウンジャケットは軽量でありながら保温性に優れ尚且つ動きやすいといった優れた機能性から、1954年のイタリアのカラコルム登頂隊をはじめとし世界各国の登山家から絶大な信頼を得ることとなります。
1968年にはフランスで開催された冬季オリンピックで自国の代表選手に愛用され、このオリンピックからフランスの国鳥である「オンドリ」がモンクレールのシンボルマークとなりました。
このように多くのアルピニストやスキーヤーに愛用されていたモンクレールですが、機能性だけに留まらず体の線を美しく見せるデザインや豊富なカラーバリエーションから、今やセレブやファッショニスタご用達のブランドとしても世界に名を知らしめています。
モンクレールのダウンジャケットには貴重なホワイトグースの産毛が使用されており、職人の手作業により1グラム単位でダウン各部位に最適な量が使われています。その為保温性に優れ、フランス規格協会から最高品質のキャトルフロコンマークを取得しております。モンクレールすべてのダウンウエアにはこのキャトルフロコンマークが表記されています。(タグにキャトルフロコン(4つの羽根)が記されています。)
●青タグ:前期フランス製造のもの 現行物よりダウンの量が多いといわれています
●白タグ:モンクレールのレギュラーライン
●茶タグ:高級ラインで大人向けのダウンと呼ばれています。
●黒タグ:昔のモデルで希少価値が高いものです
普段タグの色には目が向かないものですが、豆知識として覚えておくと購入する時や手放す際に役立つのではないでしょうか。
ベーシックなバジーレは、着る人を選ばない万能ダウンジャケット。最高級ダウンがたっぷりと使用され飽きのこないデザインは世代を越えて長く愛用できる逸品です。
お買取りのきっかけは?
お客様の外出に車移動が増えダウンウエアを着る機会が少なくなった事から手放すことにされたそうです。
今回は他にも着る頻度が少なくなったお洋服が多数あったので当店の出張買取サービスをご利用くださり、お客様の満足のいく金額でのお買取りとなりました。